本間宗久
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買気をはさみ売ること大ひに心得違ひなり。
上げと見定むる時は唯だ買場を待つべし。(相場格言第71条)
しきりに売り気進み立ち候節、気を転じ買ひ方に付くべし、是れ伝なり。
一分の存意を立てず買ひ入るる時は極めて利運なり。
買ひ気進み立ち候節も是れ亦た気を転じ売るべし。(相場格言第70条)
後悔に二つあり。
勝を急ぎ二三分取り逃がし候後悔、是れは笑ふて仕舞ふ後悔なり。
慾に迷ひ仕舞ひ兼ね候内、引き上げ損出づる後悔、是れ甚だ心気を痛むる後悔なり。
慎み心得べき事なり。(相場格言第69条)
相場に逆らふは宜しからず、慎むべし。
思ひ入れ違ふ時は早く仕舞ひ、行き付きを見るべし。(相場格言第68条)
上がる時はさてこそと思ひ、下がればさてこそ下げなりと思ふ、是れ一体、心定まらず動くなり。
一度の上げか下げかを取る考をすべきなり。
上げ下げを取る心にては年中休みなく相場に連れ心動き騒ぐものなり。(相場格言第67条)
一ヶ年の内上げ一度下げ一度の外は大高下なしとす。
上げの内にも少々の下げ、下げの内にも少々の上げあり。
是れは通ひ相場にて天井底を見る相場にあらず、通ひの高下に迷ふべからず。(相場格言第66条)
少々ちくりちくりと下がる米は上げ向く時は恐ろしきものなり。
上に向く時は一統に買ひ返すに騒ぎ立て、勘定なしに急上げになるなり。(相場格言第65条)
十人が十人片寄る時は決して其の裏来たるものなり。(相場格言第64条)
数月思ひ入れ能く八九分通り仕当たり候時、必ず勝に乗るべからず。
唯だ無難に取り留むることを専らにすべし。
必ず必ず慾を深ふし迷ふべからず。(相場格言第63条)
相場を追ひ掛け商ひ致す故、極めて上げ下げにて損出づるなり。
是れ慾より出でて迷ふなり、慎み心得べし。(相場格言第62条)
十分仕当たる商ひにても商ひ仕舞ひ候後は、四五十日休み米の通ひを考へ、三位の伝に引き合わせ、図に当たる時を考へ又た仕掛くべし。(相場格言第61条)
底より起き上がる米なり、上げの内の下げなり。
総べて天井値段の時節を考ふること第一なり。(相場格言第60条)
上げ詰め候ふ米を買ひ重ぬること甚だ宜しからず。
是れ燈火の消えんとして光増すの心なり、ここ行き付き天井を見ること肝要なり。(相場格言第59条)
底を買ひ出す時は落ち引きなき前に決して売らざる者なり。
底の買ひ上げ落ちになる迄買ひ重ぬる者なり、心得べし。(相場格言第58条)
買ひ後るる時は唯だ買場を待つべし。(相場格言第57条)
急に下げ急に上る相場は天井底の日限定まらず、見計ひを取り仕舞ふべし。(相場格言第56条)
一統騒ぎ立つ節は、人々西に走らば我は東に向ふ時は極めて利運なり。
人の戻る頃遅れ馳せに西に向ふても何時も利を得ることなし。(相場格言第55条)
たしかな処を見据え候らはば、人々に拘らずして、売り買い致すべし。
存念は決して人に語るべからず、是れ大極意なり。(相場格言第29条)
底ねらひ天井ねらひ売り買いすること、専ら心掛くべし。(相場格言第28条)
人気と通ひの相場に心を動かさず、天井と底とを考ふるぞ、第一なり。(相場格言第27条)