相場格言第192条|越不越を研究するにあり

足取りの要義は節の越不越を研究するにあり。

出典・引用
松蔭迂叟著「期米株式相場明鑑」69/115
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格言
葛岡翁

松蔭迂叟著「期米株式相場明鑑」69/115

それ人気の態度は、一進一退変幻極まりなく、時として温、時として冷、さながら昼夜の交互するが如く、寒暑の来往するが如くである。
従ってその人気の反映たる罫線においてもまた一伸一縮変化萬状の間、自然に無数の小節を造るをみる。
而してその一旦退くは、勢力の若かざると時の不可なるに譬ふべく、再びその節の位置に盛り返し来るはいわゆる捲土重来である。
ハミカエリたる相場に逆らう勿れとは、この理由によりてである。

足取りとは罫線表のこと。

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