人の商ひを羨ましく思ふべからず。 但し羨ましく思ふ時は、その時の相場の位を弁へず、唯だ羨ましく思ふ心ばかりにてする故、手違ひになるなり。
他人の売買を羨んで、いわゆるけなり売り、けなり買いをなすは慎むべきである。 よくその当時の相場の位を考えて、自己確信の方針に基づきて売買共に仕掛けるがよいという意である。
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