相場格言第66条|通ひの高下に迷ふべからず

一ヶ年の内上げ一度下げ一度の外は大高下なしとす。
上げの内にも少々の下げ、下げの内にも少々の上げあり。
是れは通ひ相場にて天井底を見る相場にあらず、通ひの高下に迷ふべからず。

出典・引用
高島易断所著「米相場必勝宝典」134-135/266
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格言
本間宗久

高島易断所著「米相場必勝宝典」134-135/266

一ヶ年の内上げ一度下げ一度の外は大高下なしとす。
上げの内にも少々の下げ、下げの内にも少々の上げあり。
是れは通ひ相場にて天井底を見る相場にあらず、通ひの高下に迷ふべからず。
総べて付き出しは大切なり。
買ひ出し候はば思ひやみなるものなれども、利運に向く時は少しも苦身なき者たり。
売り方は心易きものなれども、甚だ掛け引き難しきものなり。
下がる時は何程下がるも知れぬ様になり、買ひ返し後るるものなり。
下げの調子人の騒ぎに乗らず、慾を離れ買ひ返す事第一なり。

上げ一度下げ一度云々は天井よりの下げと、底よりの上げを云ひ、思ひやみは俗にオックウというに同じである。

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