相場格言第60条|天井値段の時節を考ふること

底より起き上がる米なり、上げの内の下げなり。
総べて天井値段の時節を考ふること第一なり。

出典・引用
高島易断所著「米相場必勝宝典」129-130/266
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格言
本間宗久

高島易断所著「米相場必勝宝典」129-130/266

新米出で初め一二俵方も高下あり、底にて持ち合ひ五六十俵位も景気付き、及び二俵余引き下げ持ち合ふとなり。
此の相場買ひ方は退屈し売り方は益々売り募るなり。
此の米決して売らざる者なり、売り方は此処にて買ひ返すべし。
此の米底より起き上がる米なり、上げの内の下げなり、総べて天井値段の時節を考ふること第一なり。

本章は底値より起き上がる相場を売ることを戒めたのである。

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